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吉永のコラムを掲載しています。

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吉永の芸術が爆発しているイラスト集です。

イベント情報

吉永が所属するロックバンド、BLIND EVILの活動情報です。

・・・ボーカル渡英のため現在活動休止中。吉永はソロ活動しています。グッズ企画中。乞うご期待!

吉永圭について

研究上のモットーは「人が得意なことは人に任せ、自分は人がやらないことをやる」

1979年東京生まれ。高校生の頃から「社会に役立つ仕事をしたい」と考え、医師を目指すも血を見るのがおそろしく、それならばと教師(日本史)を志す。進路相談で教師になるなら法学部が良いというアドバイスを受け、法学部志望に切り替える(このアドバイスが妥当だったかどうか、今でもわからない)。

1999年に東京大学へ入学。教養学部で法哲学の書籍と出会い(井上達夫『共生の作法』、長尾龍一『法哲学入門』)、関心を持つ。法学部では憲法か刑法の演習参加を検討するも、気がつくと法哲学の演習へ参加していた。周りが司法試験や公務員試験の準備を始めるなか、いろいろ試すもしっくりこないまま決断の時が迫る。参加した法哲学演習の教官だった井上達夫先生に相談し、研究者の道へ進むことを決める。

大学卒業後、同大学院法学政治学研究科助手として研究生活を始める。法哲学を研究する前提として、法思想史の研究で基礎がためをしようと指導教官に相談し、ドイツの思想家ヴィルヘルム・フォン・フンボルトを扱うことにする。助手終了後、東京大学21世紀COEプログラム特任研究員として個人情報の調査に携わる。これが現在の情報法への関心の始まり。

その後立教大学へ移り、基礎文献講読や演習を担当。行政法演習への参加や、長尾龍一先生の研究合宿参加というありがたい機会を2年の間に得る。演習参加の学生との交流により、あらためて教師という職業の意義を感じる。

2010年度より大東文化大学に着任。現在、法学部教授。筑波大学法科大学院非常勤講師。 埼玉県戸田市・情報公開運営審議会委員 兼 個人情報保護運営審議会委員。

あこがれの人物は吉田松陰(教師の鑑!)。一人で萩市を訪ねたりする。

大東文化大学 教員情報

論文・書籍

リバタリアニズムの人間観―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトに見るドイツ的教養の法哲学的展開

リバタリアニズムの人間観―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトに見るドイツ的教養の法哲学的展開

現代の福祉国家に挑むリバタリアニズムの問題点を指摘し、リバタリアニズムを補強するための議論をフンボルトの思想とその批判的検討に求める。自らの到達点を「人間形成志向自由主義」と名付ける。

2009年10月25日、朝日新聞・書評に掲載されました。

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たった一人の正論が日本を変える?―出でよ!現代の石橋湛山

たった一人の正論が日本を変える?
―出でよ!現代の石橋湛山

日本は今、どうしたらいいのか?世界的な金融不況、失業、格差社会を抱えて目指す方向を見失い、政局が混乱する現代の日本に、石橋湛山の「正論」が指し示す「指針」とは。

櫻井よしこさんや北岡伸一さん、立教大学の学生ら「今」の世代と考察する。

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近代法思想史入門: 日本と西洋の交わりから読む

近代法思想史入門: 日本と西洋の交わりから読む

立法・法改正論争が盛んな現代日本の法理論の背後にあるものを理解するため、幕末から新憲法までの法思想の道筋を辿る。

大野達司、森元拓、吉永圭 共著。吉永は第6章~第10章を担当。

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論文

    2021年
  • 『ウォーミングアップ法学[第2版]』(共著)(ナカニシヤ出版、2021年)
  • 2019年
  • 「小野清一郎における法思想と仏教思想」大東法学第29巻第1号 No.456(p.195〜223)
  • 『近代日本法思想史入門』台湾で翻訳出版
  • 2018年
  • 「法哲学のススメ−懐疑の効用」法学教室2018年9月号 No.456(p.11〜14)
  • 2017年
  • 「自由はなぜ正当化されるのか」論究ジュリスト 第22号(p.27〜33)
  • 2016年
  • 「ジェンダー史の立場から~山室軍平の廃娼論~」大東文化大学図書館内 大東文化大学合同研究会
  • ヴィルヘルム・フォン・フンボルトにおける自然法」ドイツ文学第152号(p.41-56)
  • 「明治・大正期の芸娼妓関係法令・判決及び法学者の意見の紹介」大東文化大学法学研究所報第36号(p.43〜52)
  • 2015年
  • 「リバタリアニズム」瀧川・大屋・谷口編『逞しきリベラリストとその批判者たち 井上達夫の法哲学』ナカニシヤ出版(p.147~156)
  • 2014年
  • 「法典論争から市民的公共圏へ—立法と教養」井上達夫編『立法学のフロンティア1 立法学の哲学的再編』ナカニシヤ出版(p.241~262)
  • 「教養が啓蒙の理念と同様に明るい未来を約束しないなら、もはや我々は教養を諦めるべきなのか」『社会と主権』法政大学出版局
  •  
    2013年
  • 「教養の「隠れたる神」(一)」大東法学第23巻第1号(p.125〜142)
  • 「19世紀前半ドイツの立法思想—サヴィニーからベーゼラーへ」大東文化大学法学研究所報第33号(p.25~31)
  • 2011年
  • 「1810年代におけるヴィルヘルム・フォン・フンボルトの政治思想」立教法学第83号(p.71~114)
  • 「「教養」概念の思想史的展開—『リバタリアニズムの人間観』後の研究をふまえて」大東文化大学法学研究所報第31号(p.23~31)
  • 2008年
  • 「国家における人間の自由と陶冶の問題―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの前期思想(五・完)」国家学会雑誌、121巻 1・2号(p.1~50)
  • 「ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの教育論における『民族』と『言語』」法哲学年報2007(p.201~209)、【査読有り】
  • 「立法における事前配慮原則―ドイツ環境法典を素材として」平成18年度~平成20年度科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書「立法学の公共哲学的基盤構築」(p.51~56)
  • 2007年
  • 「国家における人間の自由と陶冶の問題―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの前期思想(二)」国家学会雑誌、120巻 1・2号(p.1~61)
  • 「リバタリアンは『立憲主義の為の闘争』を戦いうるのか」井上達夫編著『岩波講座 憲法〈1〉立憲主義の哲学的問題地平 』岩波書店(p.199~221)
  • 「国家における人間の自由と陶冶の問題―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの前期思想(三)」国家学会雑誌、120巻 9・10号(p.1~62)
  • 「国家における人間の自由と陶冶の問題―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの前期思想(四)」国家学会雑誌、120巻 11・12号(p.1~65)
  • 2006年
  • 「国家における人間の自由と陶冶の問題―ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの前期思想(一)」国家学会雑誌、119巻 11・12号 (p.1~53)
  • 「法の限界問題と法の公共性 ミルとフンボルトの議論を素材として」井上達夫編著『公共性の法哲学』ナカニシヤ出版(p.209~227)
  • 2005年
  • 「ヴィルヘルム・フォン・フンボルト『国家活動の限界を確定せんがための試論』森村進編著『リバタリアニズム読本 』勁草書房 (p.184~187)

翻訳

    2016年
  • 「個人主義」『スクリブナー思想史大事典第3巻』丸善(p.1119~1124)
  • 「自由」『スクリブナー思想史大事典第4巻』丸善(p.1497~1506)
  • 2005年
  • 「学界展望〈法哲学〉Siegfried Battisti, Freiheit und Bindung」国家学会雑誌、118巻 7・8号(p.170~172)
  • 2003年
  • ダニエル・H・フット「経験、多様性、そして法」野崎綾子『正義・家族・法の構造転換』勁草書房(p.227~237)

書評

    2017年
  • 「穏当なラディカル 福原明雄『リバタリアニズムを問い直す』」図書新聞3320号

報告

    2016年
  • 「山室軍平の売春否定論と同時代の法制・判例」福祉社会研究フォーラム(7月23日 東京大学)
  • 2015年
  • 「山室軍平の廃娼論」大河内文庫合同研究会(7月31日 大東文化大学)
  • 2014年
  • 「教養の再生―現代正義論への布石」 日本独文学会 秋季研究発表会(10月11日 京都府立大学)
  • 2007年
  • 「フンボルトの『教育』および『民族』思想」 日本法哲学会 学術大会(11月10日 同志社大学)

モデル出演

講義紹介

大東文化大学、筑波大学の担当講義について、シラバスを一部公開しています。

授業運営上の注意:

授業中の私語、携帯電話の使用、飲食は禁止します。遅刻や無断退出は認めません。

関連リンク:

Webシラバス(大東文化大学)

法哲学(板橋・講義)

この授業では、「法は如何にあるべきか」を論じる正義論を主に説明します。特に20世紀のジョン・ロールズ登場以降の規範的正義論を中心に扱います。

成績評価の方法・基準

期末試験。

テキスト

なし。

参考文献
  • 吉永圭『たった一人の正論が日本を変える?』(飛鳥新社・2009年)
  • 吉永圭『リバタリアニズムの人間観』(風行社・2009年)

法思想史(東松山・講義)

この授業では、法学・政治学の理解の基礎となる思想史的背景(古代ギリシアから現代)を扱います。授業の進め方は、トピック(法、正義、所有、など)ごとに、いかなる考え方が歴史上存在したか、そしてそれらが現代にどのような影響を及ぼしているかを説明します。

成績評価の方法・基準

期末試験。

テキスト

大野達司ほか『近代法思想史入門』(法律文化社・2016年)

参考文献
  • 吉永圭『たった一人の正論が日本を変える?』(飛鳥新社・2009年)
  • 吉永圭『リバタリアニズムの人間観』(風行社・2009年)

専門演習(学部)

この演習では、法哲学に関する文献を参加者全員で精読し、次年度から始める自主研究の準備をします。 授業では文献精読と、参加者の準備報告を行います。

成績評価の方法・基準

報告内容、授業態度、欠席・遅刻回数から判断。正当な理由・事前連絡のない欠席は、D評価。毎回予習し、討論に積極的に参加することが求められます。

テキスト

三成美保ほか『ジェンダー法学入門 第3版』(法律文化社・2019年)

参考文献
  • 吉永圭『たった一人の正論が日本を変える?』(飛鳥新社・2009年)
  • 森村進編著『リバタリアニズム読本』(勁草書房・2005年)

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法哲学は何の役に立つか

法哲学と聞いても馴染みのない方が多いかもしれません。法哲学とは正義、法、公共性といった法学の基本概念の理論的・歴史的分析を主な任務とする分野です。

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あったらいいなシリーズ。締め切りは守るタイプです。

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乾燥する季節は研究室でアロマ・ディフューザーを使っています。

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中世の騎士や城、教会の世界観が好きです。

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吉永の妻です。犬で言えばポメラニアンに似ています。

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そう学生に呼ばれた時代が、吉永にもありました。筋トレしたい!

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ロック、ヘヴィメタルが好きです。クラシックも聴きます。